ギラン・バレー症候群 治療とリハビリの記録

2018年3月にギラン・バレー症候群を発症してから米国ハワイで治療とリハビリを行なってきた。アメリカと日本の比較も含めて参考までに治療の経緯を記録する。

退院して1ヶ月

2018年6月10日

自宅に戻って1ヶ月が経った。リハビリ施設に通い始めたのは6月4日からで、それまでは自宅でリハビリをしていた。全体的に大きく回復したとは言えないが、神経の麻痺はゆっくり回復していくものなので仕方ないだろう。

 

下半身は・・・

毎朝、散歩をしていて歩行は少しずつ安定してきたと思うが、片足立ちはまだ不安定。

 

上半身は・・・

上半身全体にしびれがあって体がずっしりと重い。手を使う作業の安定性はまだ不十分。改善しているかどうかは自分ではよく分からない。

 

筋力、関節は・・・

毎日トレーニングをしているので、筋力は少しずつついていると思う。関節はまだ弱くてプランクで自分の体を支えるのがつらい。ほぼ病気になる以前の体重に戻ったが、以前と比べると筋肉がついて脂肪が減っている。

 

心肺機能は・・・

2週間位前から軽いジョギングを始めたが、400~800m程度走ると疲れてしまう。

 

顔面は・・・

回復は非常にゆっくりで退院時と麻痺の状態はあまり変わっていない。相変わらず唇をあまり動かすことができず、大きく開くことときつく閉じることができない。

 

目は・・・

左右への動きは少しずつ良くなっている。複視の症状はほとんど変わっていないが、数十センチの距離までなら1つに見えるようになった。

 

嚥下は・・・

回復はまだ不十分で、水をゴクゴク飲むと息が苦しい。食べる時に舌を噛むことは減った。舌がまだ十分に動かないので、歯と頬の間に詰まった食べ物は手で頬を押して取っている。

 

発話は・・・

舌の動きが不十分でまだ呂律が回らないが、少しずつ改善しているように思う。会話した人が聞き取れずに聞き返すことはほとんどない。