ギラン・バレー症候群 治療とリハビリの記録

2018年3月にギラン・バレー症候群を発症してから米国ハワイで治療とリハビリを行なってきた。アメリカと日本の比較も含めて参考までに治療の経緯を記録する。

発症から1年半

2019年9月7日

日本に帰国して5ヶ月が経った。

5年振りに本格的に経験する日本の夏はやはり体には負担がかかかるようである。8月下旬は疲労で体がいつも以上に重い日が多かった。

以下、ギラン・バレー症候群の発症から1年6ヶ月後の状態を記録する。

 

体全体、筋力、関節は・・・

関節はまだ弱くてグラグラするので、バランスの悪さは解消しておらず、片足でしっかり立つのは難しい。これに関してはあまり改善している気がしない。以前から思っていたことだが、これで全く転ばないのが不思議に思う。筋肉がある程度支えているのだろうが、人間の体は二足歩行に対応するように良くできていると感心させられる。

筋力は付いてきているが、病気以前とは比ぶべくもない。階段を登ったり、自転車で軽い登り坂を上るだけでも足の筋肉が疲れてしまう。

相変わらず、上半身全体が重くて体が振られてしまう。少しずつ改善しているだろうか?疲れてきたりずっと座って動かないでいると、体がガチガチになって動き難くなってくる。背もたれがない椅子に座っていると疲れてしまうので、レストランに入る時などにどんな椅子があるか気にしてしまう。

手が痺れる感覚は少し残っている。何気なく手で持っているものを落としてしまうことも多い。

 

心肺機能は・・・

まだ服を着替えたり、中腰で靴を履くだけで息が切れてしまう。改善しているかどうかよく分からない。


顔周辺と発話は・・・

以前と比べると口をしっかり閉じることができるようになったが、まだ不十分だと思う。疲れてきて顔が引きつることは少なくなってきた。

滑舌は少しずつ改善していると思うが、舌の動きはまだ鈍いと感じる。疲れてくると喉周辺が動かなくなるので、喋るのに苦労する。

 

目は・・・

横方向や上方向を見る時に複視はまだ残っていて、改善しているかどうか分からない。複視は外出している時以外は気にならない。

 


リハビリは、毎朝自宅周辺と毎日曜日に体育館での運動を続けている。ジョギングと筋力トレーニングをしている。体調はその日によるが、最近は暑さと疲れのせいか、朝にジョギングできずウォーキングになることも多い。

 

仕事に関しては大きな問題はないが、体を使う作業で疲れてしまうと、数日間後を引くことも多い。疲れが大きい時は休暇を取っている。人から見るときっと十分元気に見えるのだろうと思う。実際は体がしんどいこともあるが、自分で判断して体調管理していくしかない。