ギラン・バレー症候群 治療とリハビリの記録

2018年3月にギラン・バレー症候群を発症してから米国ハワイで治療とリハビリを行なってきた。アメリカと日本の比較も含めて参考までに治療の経緯を記録する。

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ギランバレーに咬まれた??

2018年3月25日 この頃からは自分が話したことや聞いたことを記憶している。それまでも耳は聞こえていたはずなのに何も記憶に残っていないのは、病室の会話のほとんどが英語だったことが理由の1つかもしれない・・・。 使用されている薬についてや悪夢を見な…

夢の中から現実へ

2018年3月24日 この頃から少しずつ現実を認識し始めていた。 覚えているのは、なぜか分からないが何も見えなくて真っ暗闇の狭い場所で1人で座っていた。自分はもう死ぬんだろうなと考えていた。その時に、 「吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー」 とい…

事件

2018年3月23日 この日の午前11:50頃大きな事件が起きた。 自発呼吸の練習に付き添っていた妻が席を外した一瞬の隙に僕は自分で体を起こして人工呼吸器のチューブを口から引き抜いた。チューブは肺に空気、胃に栄養を送っているもので簡単に抜けるようなもの…

日本に搬送?

2018年3月21日 日本へ移送する選択肢もあると看護師さんに言われた。米国の治療費が高いことを心配していて、また日本に戻れば家族のサポートも受けられると考えたようだ。ハワイは親日の人が多いので日本を過大評価する傾向がある。医療レベルもヒロよりも…

体が動かない

2018年3月16日 妻が僕の職場に行って日本の本社の産業医を通じて神経内科の先生から電話で話を聞いて以下のようなことを言われた。 ・今の状態が1ヶ月程度続いて、その後回復していくだろう。後遺症が残るかもしれないが1ヶ月位経ってみないと何とも言えな…

人工呼吸器を挿管

2018年3月11日 この時点でホノルルの病院でより良い治療が受けられるのであれば転院することが検討されたが、ヒロの病院と変わらないことが分かった。 引き続きIVIG(免疫グロブリン製剤)が点滴で投与されている。これは5日間連続で行われたが、症状の改善…

ギラン・バレー症候群の発症そして入院

2018年3月8日 この日の夕方、仕事中に目に違和感があって見え方がおかしいと感じた。帰宅後、夜になってから物が2重に見えるようになってしまった。 十数年前にも開散麻痺という目の神経が一時的に麻痺する病気にかかったことがあるので、この時点ではそれ…

ギラン・バレー症候群 これまでの概要

発症時の症状: ギラン・バレー症候群の亜型と言われるミラー・フィッシャー症候群を患った。発症時はまず複視の症状が表れて物が2重に見えて、しだいに体が麻痺していって動けなくなった。発症前には軽い風邪のような症状が続いていた。 病院での治療: ハ…