夢の中から現実へ
2018年3月24日
この頃から少しずつ現実を認識し始めていた。
覚えているのは、なぜか分からないが何も見えなくて真っ暗闇の狭い場所で1人で座っていた。自分はもう死ぬんだろうなと考えていた。その時に、
「吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー」
という声が聞こえてきた。
夢の中での状況とその声のトーンには大きな隔たりがあって何かおかしいと思った。それは僕の自発呼吸の練習のために妻が掛け声をかけていたのだった。
少しずつ現実を理解し始めて、自分でも悪夢を見ているとはっきりと自覚したのだろう。ひどい悪夢を見ていると初めて周囲に訴えた。抗不安剤が原因かもしれないということなので、薬の投与を止めるように求めた。